*過去*

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父のことも、 母のことも、 許せなかった… 心に別の誰かを思って、目の前の誰かに笑いかけて愛の言葉を囁く… そんなことが平気で出来る父と同じ血が流れているなら…私は誰も真剣に好きになったりしない… 別の誰かも、目の前の誰かも傷つけた父は卑怯で弱いだけ… どうせ、傷を負った私の体を見たら男なんてきっと誰もが逃げ出す。 だから真剣にはならない。誰にも心は開かない。
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