一章

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そんな話をしながら歩いていると一つの一軒家が見えてきた それはとても温かそうでどこか懐かしい感じがした・・・ 塔子「さぁ着いたわ、 ここが私の家なの汚いけど上がってちょうだい」ニコ 呉「お邪魔します」ニコ どうぞと塔子さんは言った。 どうやら体調は直ったみたいで 中は純和風という感じでとても 落ち着く雰囲気、 『初めて来たのに不思議な感じ』と心で問いた。 塔子「ハイ、麦茶ですけど、 良かったら羊羹もどうぞ」ニコ 呉「ありがとうございます。 頂きます」パクッ モグモグ・・・ ゴックン 呉「美味しいで~す」ニコニコ 呉葉はとても幸せそうに食べていてそれを見ていた 塔子さんは凄く嬉しそうだった。 塔子「幸せそうに食べるわね 見ていて気分がいいわ」フフ と塔子さんは微笑んでいた(笑) 呉「///」ゴホゴホッ 『うわー、何か恥ずかしい』 恥ずかしくて咽せてしまった💦 塔子「あらあら大丈夫?はい麦茶」コトン 呉「ありがとうございます///」 ゴクン 塔子「なんだか呉葉ちゃんを見てると娘ができたみたいだわ」ニコ と塔子さんは微笑みながらポツリと言った。 呉「お子さんは?」 少し尋ねてみた 塔子さんは少し悲しそうな顔で 「子供は中々出来なくてね…」 呉「すいません💦」と小さく言った 塔子「気にしないで、 前は寂しかったけど 今は新しい家族が出来たから」ニコ 呉「新しい家族?」 塔子「まぁ遠い親戚だから血は繋がっていないんだけど一緒に暮らしているのよ」ニコ そうなんですかと呉葉は言った。 塔子「確か年は呉葉ちゃん位かしらね、この辺の学校に入るのかしら?」 と呉葉はハイと言った。 塔子「じゃあ貴志君と 一緒かもしれないわね」フフ 「貴志くん?」と首を傾げて聞いてみた。 塔子「そう夏目貴志君 さっき言った私達たち夫婦の新しい家族よ」ニコニコ と話している塔子さんの表情を 見て『愛されてるんだなッ』と呉葉は幸せそうに語る塔子を見て思った。
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