prologue

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(*‘ω‘*)「はい!!今回のお礼っぽ!!」 婦人はキラキラ…いやギラギラとしたピンクの服から、茶色い封筒を取り出し、それを彼に渡す。 (´<_` )「いつも頼って頂きありがとうございます。また愛らしいペットをお探しの場合は〝フリー・探偵事務所〟を宜しくお願いします」 封筒を受け取り、流石さんは深々と頭を下げる。 私も流石さんの横に並び頭を下げる。 (*‘ω‘*)「まぁ!!まぁ!!まぁ!!もう頭なんか下げなくて良いっぽよぉ!!」 流石さんと私の肩を軽く叩く。 それに答えるように、私達は頭を上げた。 ふと視線を隣へ向ければ、普段見せないような凛々しい顔をした流石さん。 从 ゚∀从 (いつもそうしてればカッコいいのに…) 心の中でそう呟いた。 (*^ω^*)「またペット達が何処かに遊びに行っちゃったらお願いしますっぽ!!」 満面の笑みを浮かべた婦人を見て、体の疲れが少しだけ消えたような気がした。 (´<_` )「はい、ではこれで」 そう言って流石さんは、もう一度頭を下げる。 (´<_` )「これからも奥様の幸福を送っていきます」 頭を上げると爽やかな顔で、いつも通りの台詞を吐き出す。 (*‘ω‘*) ポッ その言葉に反応し、婦人のふくよかな顔が、ほんのりと赤く染まるのが分かった。 流石さんが歩き出して、私もそれに着いていく。 後ろで何やら、青い断末魔?が聞こえたが、いつもの事なので気にせず歩いた。
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