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残りのメンバーも目を覚まし、話をした。
メンバーは、勝と瞳さんと雲ちゃんに将真と冷花に元野。
ちなみにオレが起こした赤髪は勝だ。
アホ毛見てると引き抜きたくなるのは人の性か……
「あんただけよ、みんなを巻き込まないで」
「オレだけか……」
「なんの話してんだよ? ていうか、妙な危機感が……」
勝達組は分からないだろうが、鋭い奴だな。
いつか読心術でも習得するんじゃないだろうか。
「とにかく、話を纏めると、お前らはモンスター退治を専門としたギルドのメンバーで、今日も戦ってたらいきなり飛ばされたって事か」
「そういうことだ」
代表として答える勝。
見たところではリーダーっぽいな、どうなんだろ。
そして会ったことがある気がするのはどうしてか。
「どうでもいいけどよ」
そんな切り出しを始めたこうや。
どうでもよくねえよ、大事な話してるんだから黙れ。
「はいはい、少し黙ろうか」
「なんで落ち着かされてんだよ……」
「なにが言いたいのよ、気になるから言いなさい」
「いや、冬花と……冷花だっけ? どこ行ったんだよって思ってさ」
「ほんっとうにどうでもいいな! お前いっぺん死んでみるか?」
「ひでえな! 本当にひでえよ!」
「あの二人には二人の空間があるんだから、気にしたらダメよ」
こうやはさておき、何があるのかはオレも気になる。
なんなんだろうか。
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