神を虐めて転生するか

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「て、転生先はよくある魔法があるファンタジーな世界です。 きっとお気に召すかと……」 ホントに転生させるだけかよ。 チッ、つまらねぇ……。 そこは何か力を寄越せよ。 少し脅すか……。 俺はポケットからある物を取り出す。 「……それは鉛筆削り……ですよね? ちなみに、何に使うつもりで?」 「指を一本一本丹念にこれで──」 「な、何が欲しいんですか?」 まったく、最初からそう言えよ。 そうすりゃ怖い思いをせずに済んだってのに……。 「俺が欲しいのは3つ。 まず最強の身体だ。 どんな魔法、どんな武器、どんな能力、何モノにも俺を傷つけることも叶わない身体。 そして、どんな生物も身体一つでぶっ殺せるようにしろ。 二つ目は武器だ。 サバイバルナイフだ。 大きさ、切れ味などは問わない。 ただ、絶対に壊れなければ良い。 三つ目は服だ。 武器と同じで絶対に壊れなければ良い。 強いて注文を言えば、軍用ブーツ、ジーパン、タンクトップ。 これだけで良い」
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