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先生『なにしてるんだ―チャイム鳴ってるぞ』
たっ…助かったあ…。
ホッと胸を撫で下ろして自分の席に座った。
隣の人、誰だろう?そう思いながらラケットバックをおろして、席に座るとさりげなく横を見てみる。
サラサラのショートヘアに 青い瞳の美少年が肘をついて座っていた。
かっ…、かっこい…
花「あっ…あのっ」
花の声にはびくとも反応せず、ただ目だけがこっちをみた。
花「えっと、高橋 花です…。えっと、えっと…その瞳…透き通ってて綺麗だ、ね…?」
その美少年は少し驚いた反応を見せると一言こう言った。
「なにが言いたいの?」
花「えっ…。なにがって…すごいその瞳素敵だなあ…って思って…。きっと心の中も素敵なんだろぅなぁ」
俯きながら頬を赤くする。
『俺のこと一目惚れした?』
その言葉に驚いた花は
花「いや、それはない!」
とキッパリ言って、ラケットバックから教科書を出していると
「俺は鐘江 光。よろしく。」
と、花の頭を軽く叩いた。
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