#01 花と光の出会い

2/22
前へ
/192ページ
次へ
春。 花は大きなラケットバック背負いながらクラス発表の紙を見る。 花「え―…と、1組!」 菜々「うちは5組だ」 花「ちょっと離れてるね…でも、よろしくねっ」 花と菜々は握手をした。 菜々「うん!よろしく!うちらがこの有名校通えるなんて奇跡だもんね」 花「だよね。花の学力じゃ100パー無理だよ…」 菜々「ふふ、置いていかれないようにね。分からないことあったら聞いてね」 花「菜々ぁ―…ありがとうっ」 菜々「うん、じゃあここで。」 花と菜々はそれぞれのクラスに向かった。 はぁ―。クラス知ってる人いるかな…胃が痛いよう。 恐る恐るドアを開けると、教室にいたほとんどの生徒がこっちをみた。 次の瞬間アニメのように人が押し寄せてくる。 花は驚いて2、3歩後ずさりすると、続けて押し寄せてきた人も2、3歩前進してきた。 「きゃ―っあなたも1組!?よろしくね」 花「あ…よろしく…」 「ちっちゃ―い!可愛いね!身長いくつ?」 花「145…」 『名前は!?』『そのバック、なに入ってるの!?』 花「あぅ…、ぇっと…っ」 質問攻め~!どうしよう~っ ガラッ 花が焦っているとドアの開ける音が教室に響く。
/192ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加