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春。
花は大きなラケットバック背負いながらクラス発表の紙を見る。
花「え―…と、1組!」
菜々「うちは5組だ」
花「ちょっと離れてるね…でも、よろしくねっ」
花と菜々は握手をした。
菜々「うん!よろしく!うちらがこの有名校通えるなんて奇跡だもんね」
花「だよね。花の学力じゃ100パー無理だよ…」
菜々「ふふ、置いていかれないようにね。分からないことあったら聞いてね」
花「菜々ぁ―…ありがとうっ」
菜々「うん、じゃあここで。」
花と菜々はそれぞれのクラスに向かった。
はぁ―。クラス知ってる人いるかな…胃が痛いよう。
恐る恐るドアを開けると、教室にいたほとんどの生徒がこっちをみた。
次の瞬間アニメのように人が押し寄せてくる。
花は驚いて2、3歩後ずさりすると、続けて押し寄せてきた人も2、3歩前進してきた。
「きゃ―っあなたも1組!?よろしくね」
花「あ…よろしく…」
「ちっちゃ―い!可愛いね!身長いくつ?」
花「145…」
『名前は!?』『そのバック、なに入ってるの!?』
花「あぅ…、ぇっと…っ」
質問攻め~!どうしよう~っ
ガラッ
花が焦っているとドアの開ける音が教室に響く。
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