すばらしい日々

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最後の夜、彼は泣いていた。 声を殺していた。 私は切なかった。 しかし余計な口出しを禁じられていたので、じっとその姿を見続けていた。 そっと頭を下げて、彼の膝元で伏せる。 すると彼はますます嗚咽を響かせたのだった。
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