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すると少女は
「色は?」
と聞かれて俺は「白」と答えてしまったという顔をした。
少女は
「やっぱり変わってないね」
何かを呟いた。
「え?」
「それじゃまた」
少女はそう俺に告げ、学校へと向かった。
「一体誰なんだ、あの娘」
俺はしばらくぼーっとしていた。
しばらくして俺は学校に着いた。
「よっす、幸人おはようさん」
と軽快に挨拶をしてきた奴がいた。
「うるさいぞ、真幸」
「つれないこと言うなよ、それに挨拶は大事だ」
そう笑顔で言ってるやつは柳 真幸(やなぎ まさゆき)、俺の昔からの親友だ。俺が幸人でこいつが真幸ということで、学校じゃ「幸幸」(ゆきゆき)と言われている。
この学校じゃちょっとした有名人だ。
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