この世界には

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「んっ?」 イルスはいつもウスモモ色に光っている泉石が少し青くなっていることに気がついた…が、次の瞬間には元に戻っていた。 「気のせいかなぁ…。おっと、早く行かないと!」 水晶時計をみると学びへ行く時間になっていた。 イルスは急いで家を出て、行き交う村人に挨拶をしながら小川を飛び越え倒れた大木をくぐりまるで踊っているように村を走っていく。
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