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「みんな、おはよう。」
長老のオックさんが切り株に腰掛けたイルスたちを見回す。
「今日は何の話をしようか…」
オックさんが考えていると
「ユニコーンの話を聞かせてください」
一つ年下のハロイが切り出した。
どうやら昨日マエナから聞いたユニコーンの話は村の子供たちのなかで噂になっていたみたいだ。
「ふむ…、ユニコーンか、よかろう。
では話してやるか、いにしえの聖獣のことを。」
オックさんはそう言って自分も切り株に腰を降ろした。
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