2.問題勃発!?

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ユースィが扉を潜ると後ろ手に扉に鍵がかけられた。 オートロックのようだ。 「お待ちしておりました、お嬢様」 そう言って、目の前の校長が座るような席に座っていたリューヴトラはピシッと背筋を伸ばした。 そんなリューヴトラを不思議そうな目で見ている眼鏡の男に気づき、ユースィはリューヴトラの耳を引っ張って、部屋の隅に引きずっていった。 <リューヴトラ、怪しいじゃない!! 場所を考えなさい場所を!!> ユースィは小声でリューヴトラを叱る。 <しかしお嬢様、お嬢様に変な口をききたくは……> リューヴトラがしょんぼりしながら反論する。 <いい? 私はここではお嬢様じゃないの、今はただのユースィ。 分かった?> 『ただの、ユースィ……お嬢様でなければ、俺はユースィと……』 <私もここではリューヴトラ先輩って呼ぶから、分かったわね!!> そう叫ぶと、ユースィは隅っこから脱出した。 「えー、改めまして、ユースィ=ブラックレーベル。 貴女を、生徒会会長補佐に任命致します」 『隅っこでも様になってる……じゃなくて』 「えぇえぇぇえぇ!?」 ユースィは叫ぶしかなかった。
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