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ユースィ、リューヴトラより早めに帰宅。
「「「「「「「「お帰りなさいませ、お嬢様」」」」」」」」
「ただいま」
疲れた口調のユースィ。
何だかんだで内容の濃い一日だったと思っている。
あの後……
「あぁ、リューヴトラ会長、あなたの想い人、その子だったんですか」
と眼鏡男が爆弾発言を投下して、リューヴトラが全力で否定した。
余程必死…嫌だったのだろう、顔…耳や首筋まで真っ赤だ。
「……変な冗談……」
ユースィは冗談だと捉えた。
内心は泣きそうだ。
眼鏡男は困っている。
自分の発言が爆弾になったことに気付いたのだろう。
「リューヴトラ会長…余計なこと…たかが推察を申し上げてすいませんでした」
『リューヴトラ会長の寝言…ユースィ。
彼女で多分間違いはないでしょうに……。
哀れなり』
眼鏡男は空気を読んで謝った。
「自己紹介が遅れました。
私は生徒会副会長、3年A組のマルスミア=メルヴィルと申します。
マルスとお呼び下さい」
眼鏡男…マルスミアは話題を変えた。
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