3.リューヴトラの想い

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「お~はよぅ!!」 ガラッという扉が開く音が盛大に聞こえ、ミリアネーズが元気に挨拶する。 「おはよう、ミリア。 今日は早いね」 ユースィは黄昏から脱出して朝の挨拶をする。 「うん、あ、そうだユー。 今朝、急いでいるリューヴトラ生徒会長に会ったよ」 それを聞いて、ユースィはドキリとした。 『クッ…何で分かったのよ!?』 「リューヴトラ生徒会長、格好いいよね。 スポーツ万能だから、車とかビュンビュン抜かしちゃってたよ。 でも、ユーにはかなわないねー」 ミリアネーズはなにも知らずににこにこ笑う。 少しだけ、胸がずきりと痛んだ。 「そうなんだ。 私そんなに早くn…」 ♪ピンポンパンポン いいところで邪魔が入りやがった。 『1年生A組、ユースィ=ブラックレーベルさんは今すぐ生徒会室にいらしてください』 ピンポンパンポン♪ リューヴトラの声が流れてきた。 ユースィには分かる、リューヴトラが息切れしていると。 ユースィは困ったように笑い、ミリアネーズに「行ってくる」と言って、生徒会室に向かっていった。
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