1章 【契約】of【悪魔】

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その戦争は、遅かれ早かれ悪魔側の敗北で決まるはずだった。例え、協定をエサに要人を殺したとしても、こちら側の正規軍は、主力部隊の8割を壊滅させられ、事実、攻めていける戦力は残されていなかった。 そのまま協定を結んでおけば、デメリットも多少あるがそれが、最良の選択だと僕は思う。 ……いや、それは今、天使との全面戦争という最悪の状況下での僕自身の考えだ。 その場に…… ましてや、初代とも顔を合わせていない僕が考えても答えはでないだろう。
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