31人が本棚に入れています
本棚に追加
深い、深い夢、終わらないでほしい
だが、この世はそんな切実な願いも聞いてくれない
刹那、目覚まし時計がなる。その音を聞いた俺は目を覚ます
「……また始まるのか」
大きな溜め息を着く
なぜなら、今日から学校が始まるからである。
体を起こす。
体が異様にだるい。それもそのはずだ
今日からは連休明け初めての登校日なのだから…
台所に向かう。
そこには母親がいた
「おはよう」
と言われ、こっちも「おはよう」
といい返した
このなにげない会話も、俺の家族にとっては貴重な会話だ。
もともと言葉数の少ない両親は
当たり前の会話と応答以外は基本的に喋らない
家は決して裕福ではない。お母さんはパートで、父さんは…今はなにもしてない。
最初のコメントを投稿しよう!