現実

5/5
前へ
/111ページ
次へ
「えっ!、今の冗談だったの!?」 「信じてたのかよ」 「お前、真顔で言ってただろ」 「もとから、こういう顔なんだよ」 チャイムがなる。 「じゃあ、また休み時間にね~」 「ああ」 担任が来て、SHRが始まる。 夏休み明けということもあって、連絡事項が沢山だ。 課題のこと、これからの日程などが話された。 俺は、確かにダメ人間だが宿題ぐらいはやってある。 周りを見渡すとやってない人、今やってる人などがいた 俺が優等生なんて…あきらかにおかしい 改めて、この学校のレベルの低さに気付かされた。 「うぉー!!、まだ間に合うぞ!」 駄目人間が俺の友達にもいた。 別に夏休み明けだからって、何かある訳じゃない。 いつも通りの変わらない日々、過ぎゆく時間の中に閉じ込められてる気がする… いつか、出ていけるのだろうか? この呪縛から…
/111ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加