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夏美「…ハァハァ……。何さ!!引っ張らなくてもいいじゃんか!!ホモをばらしたのホントに、すまないと………」
優太「…ハァ…ハァ…。俺はホモじゃねーんだよ!!これを見ろ!!!」
俺は
人の気配がない裏庭で
着ていた
学ランとカッターシャツを脱いだ。
夏美「な、何してんのよ!!///別にアンタの裸なんか見たくも何とも……」
優太の上半身をチラ見した夏美は
言葉を失った。
夏美「………」
呆気にとられて言葉が出ないようだ。
優太「この傷…
この傷はな…昔付き合ってた女絡みの傷なんだよ!!」
俺の体の背中には
針で縫った大きな跡があった。
右側の肺辺り…
痛々しく残る、悲惨な古傷。
優太「この傷はな…昔付き合ってた女に…裏切られて出来た傷だ…。
だから俺は女とは、もう関わりたくもないんだ。ほかっといてくれ。」
夏美は唖然としたまま
立ちすくんでいた。
俺は
カッターシャツと学ランを着ると教室へ戻っていった。
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