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優太「お前なんか毎年バレンタインのチョコ、段ボール山盛り3つじゃねーか!!
あんなに詰まった段ボールを
見るヤツは、お前ぐらいだ!!」
隼人「よく言うぜ!!お前だってむちゃくちゃ女子からチョコ渡されるのに
"返すのめんどくさい"とか言って
1つも受け取らなかったのはどこの誰だよ??」
向こうでニヤリとした隼人の顔が浮かんだ。
優太「けっ。あーいうルックスだけに集まるやつ嫌いなんだよ…。」
隼人「そうピリピリすんなよー。
あ、そうそう…お前、部活はどうするんだー?」
優太「決まってんだろ、帰宅部だ。」
キッパリ
隼人「剣道やらねーのかよー?せっかく昔、剣道教えてやったのによー。」
昔というのは右肺の傷を負う以前の話。
優太「確かに隼人から基礎は教えてもらったが、さすがに傷を患いながら戦うってのはムリだってー」
と笑って言った。
そう、俺は小さい頃から隼人と友達で幼なじみみたいなもんだ。
無理矢理アイツに剣道教わったんだよなー。
と過去が蘇る。
隼人「そうか…。ま、もし剣道部入ったなら、また試合やろうな!!」
優太「おまえとは絶対やりたくねぇーわ」
と冗談混じりで否定してやった。
そして、じゃーね。と
俺達は携帯を切ったのだった。
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