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悪夢の朝だ。
昨日は隼人のおかげで
最近の憂鬱な気分を晴らすことが出来た。
だが、
やはり朝からこんなけ大量の
女共を見ると
吐き気がするぜ。
下駄箱についた。
下駄箱からすぐの階段には
初日から俺に告白してきた例の女…
(えーと…名前は確か、水谷…夏美?だったっけな?)
が
元気なさ気に階段を上っていた。
俺は気まずくなるのも嫌なため、少しだけ距離を離れて階段を昇った。
(俺に気づいていないようだな。)
と、
スタッ…
水谷は階段を踏み外して落ちてきた。
女は嫌いだ。
だが、助けれる人がいるのに助けない男はクズだ。
俺は即行で階段を駆け上がった。
そして
見事お姫様だっこで救出。
水谷は目をパチクリさせ
俺を見た。
夏美「優太君……。」
目の下にはあからさまな隈が出来ていた。
優太「何やってんだ?体調悪いなら保健室行け。」
階段で
水谷の体勢を立て直すのは
危ないから
とりあえず、お姫様だっこのまま階段を昇った。
予想外に軽い、最近の女は痩せすぎだ。
夏美「ご、ごめんなさい!!古傷の件で優太君を怒らせた事にずっと悩んでて……。もう大丈夫だから降ろして!!」
涙目を見た瞬間、俺はドキッとした。
だが
、恋などと断定したくない俺は、それを罪悪感によるドキッだと思いこんだ。
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