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廊下の壁に座席の紙が貼ってあった。
どうやら
1年8組が俺のクラスのようだ。
俺は前から3番目の一番右端だ。
俺は、なんの考えもなく
扉をあけた。
一斉に静まる教室。
女子からの視線。
(し、しまった……)
もっと静かに扉をあければよかったと、
とても後悔した。
教室に入るや否や
黙り続け、ただひたすらガン見する女子達。
(くっ……うぜーな……。)
俺は指定された席につき、
机にふせ、眠たふりをした。
回りは
ようやく話始め、
「何あの男子!!マジかっこいい!!」
「きゃー!!超タイプー!!」
「あの子が、この学校唯一の男子らしいよー!!」
「あんまり元気なさそうだね…大丈夫かな?」
みんな
言いたい放題
ボソボソと呟いている。
(オ、オイオイ…こんなのが3年間続くのか!?!)
将来が危うくなってきた。
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