出会いと契約

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「おはようございます、おばさん」 「あぁ、おはよう。今日も頑張っておくれよ」 「はい」 僕はルーイ。 両親は3年前に死んじゃって、今はおばさんの家にお世話になっている。 そしておばさんの手伝いとして、森へ行って枯れ枝を集めている。その枯れ枝は、おばさんが営んでいるパン屋の窯の火の元となる。 今日もまた森の中。最初は何度も迷って泣いてばかりだった。 だけど、森の中にいる"妖精"たちが、毎回「こっちだよ」と道を案内してくれた。 そのおかげで僕は何とか生きている。
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