176人が本棚に入れています
本棚に追加
「おはようございます、おばさん」
「あぁ、おはよう。今日も頑張っておくれよ」
「はい」
僕はルーイ。
両親は3年前に死んじゃって、今はおばさんの家にお世話になっている。
そしておばさんの手伝いとして、森へ行って枯れ枝を集めている。その枯れ枝は、おばさんが営んでいるパン屋の窯の火の元となる。
今日もまた森の中。最初は何度も迷って泣いてばかりだった。
だけど、森の中にいる"妖精"たちが、毎回「こっちだよ」と道を案内してくれた。
そのおかげで僕は何とか生きている。
最初のコメントを投稿しよう!