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”ねぇルーイ。最近ね、うわさになってるんだけど、ここらに悪魔が潜んでるって。気を付けてね?”
「悪魔か…僕見たことないんだよね…。殺されちゃうのかな、やっぱり。」
”わからない。でもそうなるんじゃないかな?僕らは何の力も持ってないから、ルーイを守れない。だから気を付けてね。僕たちも気配を探してみるけど”
「うん、ありがとう。でも、魔法使いさんたちも来るんじゃないの?悪魔を倒しに」
”来るだろうけどね、わからないじゃないか。何があるか。”
「そうだね…。」
悪魔、か…。
幸せなことに、今まで遭遇したことはない。
悪い妖精だってあったことはないし。
もし会ったらどうしたらいいんだろう。
僕だって力はない。
気を付けるって言っても…神に祈るぐらいかな。
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