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「おばさん、そろそろ薪が、」
「…あれから1週間…。悪魔の話は聞かなくなったけどねぇ…十分気をつけて行くんだよ?」
「!はい!」
魔法使いはこの街にやってきているらしいが、なんの話も聞かない。
ということは、退治されていないのか、はたまた元からいなかったのか。
「みんな、大丈夫?!」
”ルーイ!!今日は森がざわついてる。早めに切り上げてね!僕らも一生懸命手伝うから!”
「うん、ありがとう。なら急ごう」
彼が言うように、確かに妖精たちが騒いでいる。
悪魔がいるのかもしれない。
でも、ぼくには何もできないんだもん。
”ルーイ、早く!こっちにいっぱいあるから!”
「あ、まって!」
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