出会いと契約

9/12
前へ
/31ページ
次へ
「…聞きたいんです。あなたたち悪魔の目的はなに?」 『あははははは!悪魔に質問か。変わったやつだな』 「だって、お金が目的なわけでもないよね?…となると、力?でも人間殺したって力が手に入るとは思えないし…」 『そう、その"力"こそが我らの目的。我らの世界ではどれだけ人間を殺せたかでランクが付けれられる。だから殺すのさ』 「へー…そうだったんだ。初めて知ったよ…」 『だろうな。悪魔に会って、生きていられた人間はいないからな。』 「魔法使いは?」 『アイツらに我らの事を話すワケがないだろう。お前はもうすぐ死ぬ。だから話したんだよ』 「…やっぱり死ぬのかぁ…。」 『お前の運の尽きだ』 青い顔の悪魔は僕に向かって歩いてくる。 「っ、いたっ」 指先にチクリと痛みが走り、指を見てみると傷が出来ていた。 あれ?なんで?image=416041771.jpg
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

176人が本棚に入れています
本棚に追加