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「…聞きたいんです。あなたたち悪魔の目的はなに?」
『あははははは!悪魔に質問か。変わったやつだな』
「だって、お金が目的なわけでもないよね?…となると、力?でも人間殺したって力が手に入るとは思えないし…」
『そう、その"力"こそが我らの目的。我らの世界ではどれだけ人間を殺せたかでランクが付けれられる。だから殺すのさ』
「へー…そうだったんだ。初めて知ったよ…」
『だろうな。悪魔に会って、生きていられた人間はいないからな。』
「魔法使いは?」
『アイツらに我らの事を話すワケがないだろう。お前はもうすぐ死ぬ。だから話したんだよ』
「…やっぱり死ぬのかぁ…。」
『お前の運の尽きだ』
青い顔の悪魔は僕に向かって歩いてくる。
「っ、いたっ」
指先にチクリと痛みが走り、指を見てみると傷が出来ていた。
あれ?なんで?
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