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僕と侑隼は一緒に中庭の木陰で
昼御飯を食べるのが日課だ
もちろん今日もそのはずだった
中庭の近くまで行くと声が聞こえてきた
「侑隼セン…イ///…きですよ///」
聞き取りにくかったけど告白だと
すぐにわかって、動けずにいた
何度も目の前で告白されてたけど
何度聞いても不安になる。 今日は特に
いつもなら無理だからとすぐ突き放すのに
今日は何も言わなかったから。
いつまで経っても何も言わないのに
痺れを切らして僕は2人の方に向いて
歩き始めた。
木陰のところにいた2人を見て言葉を失った
知らない男の子はあられもない姿。
侑隼は下だけ履いて寝ていた
「なん…で…どうして…」
そんな言葉しか出てこなかった
「…ん?玲音?…え?」
そして追い討ちをかけるように
「侑隼先輩、また抱いてね?」
屈託のない笑顔でその男の子は去っていった
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