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「お前,俺様の愛車に傷が着いたじゃねぇか。どおしてくれんだよ。」
中から出て来たのは,黒髪で背も千波と変わらなくいかにも¨お坊ちゃま¨丸出しの 格好いい男の子がいた。
「あの…ごめんなさい。ほんとにすみません。」
「ったく,学校に遅れるじゃねーか。」
「お坊ちゃま。お怪我はないでしょうか。」
「大丈夫だ。それより高橋,俺様の愛車に傷がいったんだが。」
「家に戻りましたら新しい新車を購入しましょう。ん?その綺麗なお方はお坊ちゃまの知り合いですか?」
「ちげーよ。コイツが俺様の愛車に傷を付けやがったんだ。」
「あの,ほんとにすいませんでした。学校に遅れるので,これで失礼します。」
「ん?お前学校行くのか?そのまま走ってったら完全遅刻だぞ。乗ってくか?」
「え!?あのそういう訳には…」
「遠慮すんなよ。ほら」
その男の子は千波の手を引いて自分の隣に座らせた。
「忍お坊ちゃま。参りますよ。」
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