40

3/6
前へ
/55ページ
次へ
吉継 《しかし、織田との決戦前に倒れては元も子もない…ナイ》 三日後に迫った織田との戦…その戦には豊臣軍も参戦する。…が、今からこんなに飛ばしていたら確実に戦前に倒れる。 せめて、少しでも良いから休憩をしてほしい。 吉継 《言った所で、素直に聞かぬ。ヤレ、どうしたものか…》 自分が言ったところで、また「いらん!」と言われることは明白。主君の豊臣秀吉とその右腕である竹中半兵衛は、未だ軍義をしている。 この二人だけが三成が唯一言うことを聞く相手なのだが、今は居ないため大谷にとっては早く軍義を終わらせて三成に一言、「休め」と言ってもらいたいのである。 大谷の苦労はまだまだ続きそうだ。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

41人が本棚に入れています
本棚に追加