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「な‥‥何を言ってるんだ?」
俺にも 解らなかった。
「何言ってるの??‥‥‥‥‥ねぇ?」
フェリシアーノは そのまま彼に飛びつく。
すると ルートヴィヒは、妙な声を出し 倒れてしまった。
ルートヴィヒにも包丁が刺さっていた。
俺達が目を丸くしていると
今度は包丁を逆手に持ち
「神,聖ローマと永遠に一緒に居るんだぁぁ!!」
己の喉笛をカッ切った。
「な…フェリちゃん!」
動揺したアントーニョは
「蘭!‥‥何がどうn」
瞬発的に救いを求めたが途中で凝固した。
何故なら 蘭自身を腹を刺してる、という地獄絵図を垣間見たからだ。
「蘭まで‥‥何しとんねん!?」
慌てて辞めさせようとしたらしいが
「あ゛ああぁッ!!」
終始無言な蘭は、アントーニョの左目を切りつけ
また、腹を切り出す。
後退りした足が、丁度 耀に当たった。
既に、息絶えているようだ。
ふと目を逸らすと、半泣きで神頼みし続けるヘラクレスが居る。
「‥‥どうか菊だけは、助けてクダサイ‥‥‥俺は、どうなっても良いから…」
はっきり言って ウザい。
背中に殺気を感じたので振り返ると、
フランシスが包丁を向けていた。
「何のつもりだ!?」
「術者のお前を倒せば、元に戻るんだろ!!?」
「はぁ?」
「もう幽霊でも何でも信じるから!!
今すぐ辞めさせろ!」
俺はただ喚んだだくで、どうこう出来るわけではない。
なだめようとしたら、彼の背後に立つ者が居た。
「フランシスさん?」
「菊ちゃん!今何とかするから!」
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