出会い

8/24
前へ
/74ページ
次へ
俺は 仕事柄 平日しか 休めなく 山へ 滑りに行く時は もっぱら純と 二人だった。 「なんなら 休みの日 アッシーしますよ!」 「いや 悪いから 良いよ」 しかし 見つけたばかりの 経験者との絡みを 逃したくなかった。 「東京でしょ?ぶ~ぶで 行けば 一瞬ですよ。 火曜日 行ける日 ないっすか?」 「火曜~か~? 来週かな~?」 (よっしゃ!) 「じゃ 来週で! また電話します」 電話を切り すぐに また 剛に 電話を掛けた。 プルルル プルルル 「私 リカちゃ~ん あなた だ~れ?」 「でさ 早速 上手そうな奴 捕まえたよ!」 俺は 華麗にスルーして いきなり 本題に入った。 剛は 寂しさを 感じつつ 「でも 上手いかどうか 解らないんだべ?」 「おー だから 来週 一緒に 滑ってくる! あっ! 残念ながら 火曜日だから」 俺が 嬉しそうに言うと、剛は 1トーン高い声で 「あら 奇遇 俺も その日 休みなんだよね~」 (げっ!マジかよ) 「あぁ~そぉ~ でも デートとか」 「んなもんね~! 連れてけや!」 結局 剛も行く事になった。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加