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次の日の 朝と言うか昼まで、俺は ベットの上で 全身の筋肉痛やら打ち身やらで、動けずにいた。
ジ~ジ~
枕元の携帯が鳴っている。
「なんじゃらほい?」
「今 着いたよ」
恋人の純だ。
付き合い初めて5年 俺に 初めて スノーボードを教えた人、 初めて異性に 心を開いた人、 初めて 自分以上に大切に思える人 それが 純だった。
「あ~勝手に 上がってきて良いよ」
ピッ
俺は 痛む体を 無理矢理起こして 年寄りのように 階段を 降りて行くと ちょうど 玄関で 純が 靴を脱いでいた。
純は 俺に気付くと 陽だまりの様な笑顔で
「もう お昼だよ~」
「お~、 ち~するから 上 行ってて」
そう言って、用を済ませて 二階に上がった。
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