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部屋へ戻ると 純が掃除を 始めてた
「もう !この前 片付けたのに もう 足の踏み場がないじゃん」
包み込むような 笑顔で 叱る純に
「あ~いや 何故かな~?」
はぐらかしながら ベッドに 横たわる。
俺の 歩き方に 違和感を覚えた 純は
「なんか 歩き方 変だよ?」
「あ~ 昨日 剛と 初室内 行ってきてな。
全身バッキバキだわ」
「んで スゲーんだよ! 俺等が 全然 出来ないキッカーで バッカーン!って 空 飛んでる見たいでよ!」
夢中になって話していると、純も 目を細め
「今日は ゆっくりしよっか? この部屋も片付けたいし」
「へ?おぉ」
(ちっきしょ~、 この 物言わぬ 優しさに いつも 甘えちまうんだよな~)
せっせと 片付ける 純に 見とれていると
「昨日 散々だった割に 楽しそうだね」
純が 片付けながら 聞いてきた
「そ~なんだよ!上手い奴が いっぱい居てよ! んで 俺は 全然出来なくってよ!
悔しいのに それが 嬉しいっつ~か、何なんだろ~な?変な 感じなんだよな~」
すると 純は 手を止めて 俺の 隣に 横たわり、 優しく 髪を撫でながら
「良かったね」
俺は 純の温もりに溺れていった。
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