1章

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助かった理由は「落ちたところのホーム下にたまたま窪みがあって、電車が通過するまでじっとしてた」である。 その後、事情聴取の為に駅員室に女性と酔っぱらいと共に呼ばれ、事情を説明し駅員から開放されたのだが、時間が時間だった為に終電を逃してしまった。 その時一緒に居た女性がどうしても助けられたお礼がしたいと、終電もない事だし朝まで飲みませんか?とのお誘い。 さすがにそれはまずいだろうと、司は断るも「女性一人、こんな夜中にほっておくのですね・・」の女性の意味不明な台詞についに折れた司。 居酒屋で食事を取って軽く飲んだ後「嫌な事は忘れよう!」と言う司の提案でカラオケへと移動した二人。 彼女募集中の司ではあるが、奥手である訳でもなく、単に会話がもたなかったのである。 それでも、先ほどまでの嫌な事を忘れるかのように飲んで、騒いで、盛り上がった二人。 知らぬまに、酒と時間は過ぎて行くのであった。 。
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