1章

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そんな自らの過ちを無理やり納得させようと、司は自分の世界へ逃避行。 放心状態のまま座る事数十分。 ゴソゴソと女性が目を覚ます。 「・・おはよぉ。」 逃避行より現実に引き戻された司は女性に視線を向ける事も出来ず挨拶を交わす。 「オ・・オハヨウゴザイマす」 クスクスと笑いながら、座ったままの司に抱きつく女性。 「司さん、助けてくれる優しさもあるけど・・・強引だね」 女性から嫌がる感じはしないものの、その台詞に魂を抜かれた司。まさに後の祭り状態である。 「でも、助けてくれたのが司さんでよかったかもぉ」 「ちょっちょと、シャワー浴びてきまぬsdぐう」 司は慌ててそう言うと、ベットに無造作に置かれていたローブを羽織り風呂へと急いだ。 後ろでは女性の「かーわーいいー」という声が聞こえる。 まさに生き地獄である。 。
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