被害者

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あのあと、被害者は増す一方だった。 「佐野君に新羽さん…離乃ちゃん行川さんと…多嶋君…か」 一向に減らない被害者… どうすれば減るの…? ドクン… そぅ思って居ると、私の心臓が大きく鼓動を打った。 なんか…嫌な予感がする。 ふと隣りをみると親友でクラスメイトの菓与が水道で、生理痛薬を飲もうとしていた。 ドクン… あれだ… あれを見る度に鼓動が大きくなる… ドクン…ドクン…ドクン… 絶対危ない薬だ… 飲んじゃ… 「だめぇえ!!」 パシイッッ!! 「「ちょっ!!凜音!?何するのよ!!」」 私は菓与の手に持っていた薬を叩き落として、その薬を拾って手に握り締めた。 だって絶対駄目だよ 「駄目だよ!!菓与!!この薬は飲んじゃ駄目!!」 私は真剣に大きな声で言った。
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