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高く、透明感のある声。
そして何故か聞き覚えのある声だった。
そう…
それは先程、大きなモニターの画面に写っていた真っ白な蛇だ。
『この二人を狙っているのは、お前か?』
漆黒の男は戦闘体制を崩さず、目の前の白蛇を睨みつけながら質問をする。
すると白蛇は漆黒の男を見つめ、笑っているような表情を見せた。
『あなたが邪魔をしてくれているみたいですね。…ふぅ……』
質問にも答えず、白蛇はため息を含めながら話しを続ける。
『今日はあなたに免じて、私達は帰らせていただきます。ただし…次にまた、私の邪魔をしたら、あなたの命いただきますよ。』
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