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『お母さんの病気を治して欲しいってことかしら?』
医者も治せないと言ってる病気を治せると言ったマリーナ。
首を傾げながらマリーナを見る。
『えっ…治せるの?』
勇太は半信半疑だった。
当然の反応だろう。
だって病気にかかっている母親にマリーナは一度も会ったことがないのだ。
『私に出来ないことはないわ!だって魔女だもの。』
自慢げに言うマリーナ。
『でも…治してあげてもいいけど代償は払ってもらうわよ?』
勇太の頭には《代償》という言葉は入っていなかった。
それより母親の病気が治ると張り切っていた。
『僕、お母さんのためだったら何でもする!!僕に出来るかな?』
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