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「はぁはぁっ、つ、着いた」
久しぶりに走ったから息が上がりまくり
前屈みになり荒く息を吸っていたら他の生徒にジロジロ見られ恥ずかしくなり門の端っこに移動した
「あいつまだいるかな‥」
30分以上待ってもそいつは出てこなかった
「もう帰っちゃったかな‥
明日また出直すか‥あっ!」
そいつが靴箱から出てきたのが分かった
門に近づいてきた
俺がじっと見ていたらそいつが俺に気づいた
「よ、よう」
そいつは俺を睨みやがった
「‥なに?
ここまでわざわざ来て」
「聴きに来たんだ」
「‥‥かめのこと?」
「うん‥」
「かめが信用してるのは俺だけだ
お前はかめをどう思ってる?
面倒くせーとか思ってる?」
「ちがっ「かめの過去を知ってお前は明るかった頃のかめに戻せるか?」
「っ‥‥‥」
「俺は絶対にかめを元に戻してみせる
お前の力なんていらない
じゃあな」
俺はあいつの言葉全てに押されてなにも言えなかった
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