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「体育だぁぁぁぁぁ!」
俺が大好きな体育!!
今日はバスケらしい
最初は2人組でパス練習
「ぴー、やろうぜ」
「うん」
ぴーとボールのパスをしてたら視線に和也の姿が見えた
体が細いからジャージがなんかでかい
一人でボールを持ちぽつんと立っていた
そこに同じクラスの男子が笑いながら近づきボールをそいつに投げた
頭に当たり和也は床に倒れた
「おい、お前らー」
「おっ、じん
こいつ面白いな(笑)」
「はいはい、ほらあっちいけ」
「分かったよー」
俺は顔も広いし学校ではリーダー的な存在だ
嫌われることは一切なし
「全くあいつら、
和也大丈夫か?」
頭を押さえてる和也の顔を覗き込んだ
和也は静かに頭を立てに振った
「‥保健室行くか?」
「‥‥‥‥‥‥」
「全く‥
ぴー、俺こいつ保健室に連れて行ってくる」
「うん、分かった」
「ほら、行くぞ。立てるか?」
手を差し出すと和也は頭を横に振った
「んっ?どした」
「あ‥足‥」
「足?もしかしてボール当たって倒れた時捻った?」
「う‥ん」
「はぁー、
ほらおんぶしてやるから乗れ」
嫌だと言うように頭をふるふる振るから無理矢理背中に乗せて体育館を出た
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