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アンジュ「あら、2人共お帰りなさい。どうだったかしら?」
クレバ「ちゃんと倒せたよ」
カノンノ「アンジュさん、ちょっとこちらへ」
そう言うと、アンジュを引っ張った。
カノンノ(何ですか!?入隊試験にデカゲコって!?ちゃんと説明して下さい)
アンジュ(だって誰も引き受けてくれないんだもん。丁度良いなと思って)
笑っているアンジュにカノンノは内心呆れた。
クレバ「どうかしたの?」
2人の様子を見ていたクレバが言った。
アンジュ「何でもないのよ。気にしないで」
そう言うと、今度はしっかりとした口調で言った。
アンジュ「それでは、あなたを正式にギルド<アドリビトム>のメンバーとして迎えます」
カノンノ「改めて、これから宜しくね!」
カノンノが右手を差し出した。
クレバ「宜しく、カノンノ」
クレバも右手を差し出し、握手した。
アンジュ「じゃあ、カノンノ。彼の部屋へ案内してくれる?場所はここだから」
カノンノ「はい、分かりました」
アンジュ「じゃあ、カノンノに付いて行ってね」
クレバ「うん」
2人はクレバの部屋へと向かった。
その直後に反対側から、パタパタと音をたてながら不思議な生き物が飛んできた。
????「アンジュさん、今来ましたよ。お願いとは何ですか?」
アンジュ「あぁ、それはね…」
ゴニョゴニョ…
????「あら、素敵じゃないですか!!…分かりました。早速準備に取り掛かりましょう!」
アンジュ「ありがとう、パドラ」
パドラ「良いんですよ。では、失礼します」
アンジュはくるりと向いて隠れていた2人に言った。
アンジュ「…ルカ君、エミル君。話は聞いたわね?ちょっと手伝ってほしいんだけど…?」
ルカ・エミル「…………」
アンジュ「…返事は?」
ルカ・エミル「…は、はい!!」
2人は背筋を伸ばして返事をした。
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