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「どうせそんな事だろうと思ったけど…、今回は付き合ってもらいますからね!美那さん!」
しょぼんと肩を落としながらも、今回は悪いと思ったのか美那は「はい…。」と、歯切れの悪い返事を返した。
「じゃあ、今日の夜7時に『Cheese』でね。」
『Cheese』は優とよく行くダイニングバーで、料理も結構美味しくて、結構洒落ている…。
「…でも、今日って……急だよ……ね?」
美那が首を傾げて可愛げに言うと、優がキリッと目を吊り上げて言葉を返す。
「今日って言ったけど!美那も返事したよ。」
そう返されたら、美那も返す言葉が見つからず、コクリと頷いて、渋々納得した。
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