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「そうだと思いました。なんか美那さん、元気ないんですよね~。」
元気がないわけではなく、ただ億劫なだけのだが…。
「でも、優の誘いを忘れてた私が悪いからさ!」
「そうですよ!約束を忘れてた美那さんが悪いと思います!…な~んて、冗談ですから気にしないで下さいね。」
冗談にもほどがある…。なんて事は言わないが、後輩に言われると、なぜか落ち込みがひどくなる…。
すると、終業をしらせる音楽が社内に鳴り響く。
「それじゃあ美那さん、頑張って下さいね!」
そう言うと麻美は席を立ち、足早に更衣室へと向かった。
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