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父「さくら、今日から弟になるんだよ。ゆうって言うんだ。仲良くできるね?二人とも挨拶しなさい。」
するととても大きな声が私を驚かせた。
由宇「はじめまして!ボクゆう!さくらちゃんて呼んでいい?」
その時の由宇の顔は今でもハッキリ覚えてる。真っ赤になって緊張してる由宇の差し出された手は、震えてたから…
さくら「はじめまして!さくらでいいよ!ゆう!仲良くしようね!」
それは私が7つの誕生日だった。
私の家には、父とお手伝いの藤さんと愛犬マリだけだったから、弟ができて本当に嬉しかった。
あの日から、私と由宇はずっと一緒で、不思議な事に私をいつも守っているかのように、そばにいてくれた。
それはまるで、お姫様を守る騎士のように…
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