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今日は私の16歳の誕生日。私達は高校生になっていた。
「コラッ!マリJr.ダメだってば!」
私のお気に入りのリボンを、愛犬マリJr.が、ジャレテ遊んでいた。
さくらГダメだってば!」Гキューウン」非しそうな声のマリJr.から無理やりリボンを奪いとって、髪をまとめた。「さくら遅刻するよ!」由宇が慌てて私の手を、ひっぱった。
「だってマリJr.が…」
そう言うと同時に縁側にいた父が、「さくら、由宇今日は早く帰りなさい!」
由宇「わかってる!さくらもきちんと寄り道させないから安心して!」
さくらГちょっと何それ?私じゃなくて由宇でしょ!?最近モテてるみたいだし?」
私の手を握りながら、由宇がクスクス笑う「さくらって素直じゃないね」
さくらГな…何が!?意味わからない由宇!!」ドキドキと恥ずかしさで、赤くなる私を由宇は、子供の頃から変わらない笑顔で、ずっと見つめていた。
いつからなのかわからない…この由宇を思う気持ちは家族とは違う…もっとあたたかい…この気持ちは何…?
ねぇ由宇…どうして由宇は、私をこんなに大切にしてくれるの…?
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