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私が顔を上げるとショウ君は優しく微笑んで
「じゃあ、やくそくしよう?」
「…やくそく?」
ショウ君は頭を撫でていた手をやめ私の事を見つめて
「大きくなったら、また会おう?」
「大きくなったら…?でもショウ君ってわかるかな…」
私が不安そうな顔をすると
「僕はきっと、みつきちゃんだってわかるよ……じゃあ、これあげる!手だして?左手ね?」
ショウ君はポケットから緑色の何かを出して、訳も解らず出した私の左手の小指にゆっくりと嵌めた
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