4人が本棚に入れています
本棚に追加
何もしていないのに汗が滝のように流れ膝に落ち、背中を濡らす
そして目の前が明るくなった
しかし、そこは自分の部屋ではなかった。
[ようこそ……私の名はパニック]
どうやらテレビでしゃべっていた奴の元に来たらしい
しかしどうやって
[君たちをここに連れてきたのは、他でもない……君たちにゲームをしてもらうため]
君たち?
周りを見渡すと自分以外に40人程の人がいる
[さあ、このゲームを勝ち抜き…私と楽しいゲームをするのは一体誰か楽しみだよ]
何言ってやがるこいつ
立ち上がろうとしたが、手足が床にくっついて離れない
不意に男が叫んだ
「お前!どうやって俺たちをここへ運んだんだ!?」
男は動こうと何とかもぞもぞしている
パニックと名乗る者は姿を未だに見せない
いや見えない
壁で覆われている
[私達は貴方たちより遥かに科学技術が進歩しています、テレポーテーションなんて訳ありません]
オレの横の男も尋ねた
「何のゲームをするんだ?」
ふふっと笑いパニックは応えた
[それは、お楽しみです]
そして、次の瞬間手足が自由になった
最初のコメントを投稿しよう!