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愛情のカタチ
(…何で?こんなに俺は魅咲を想ってるのに)
「…憐!」
「なっ…何だ?」
「グラウンド行こうぜ」
「あぁ…あの頃に帰ったみたいだな」
「懐かしいね」
「ここで谷口や憐達と遊んだんだよな」
「そうそう…」
ズキン…ズキン…
(…見たくない
ミタクナイ…あの頃にカエリタイ)
(…誰だよ
俺の心に居座ってる奴は…消えろ)
「…っ!
涙…何で泣いてたんだろ」
「憐!…お前かき氷ブルーハワイだったよな?」
「…うん…ありがと」
魅咲は俺を覚えてた
忘れてなかったんだ
…良かった
一瞬俺の中の鬼が
どこかへ消えた
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