シスコン兄貴の野望

それから３年

｢お兄ちゃんよく朝からこんな作れますね…、何時に起きてるんですか?｣
｢いやそれでも6時くらいだよ?ご飯は夜のうちの炊いてるし｣

ちなみにかなみがこんなにと言ったのはお弁当も含め全て手作りだからである

｢別に冷食で手抜きしてもいいですよ？｣
｢ご飯はちゃんと食べないと成長しないぞ、特に身長とか…｣
｢とかの続き言ったら…わかりますよね？言わなくても…｣
わあ…かなみさん怖っ、目がマジだよ～拳を固めないで…
｢と、とにかく早く食って学校行くぞ｣
｢そうですね｣

さっさと朝ご飯を食べ
身支度を済ませ学校へ、我が家は高校まで歩いて20分程度
今は8時なので10分前登校だな

｢行くぞ？鍵持ったか？忘れもんないか？｣
｢大丈夫全部入ってます｣
はい嘘ですね
お弁当は2個とも俺が持ってるからな、これで昼休みに会う理由ができたぜ！
｢そっか、じゃ行くぞ｣

鍵を閉め家を出る
学校…めんどくさいなあ…