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「どうしたんです?兄さん」
「いやげた箱にゴミが入っててだな」
「いじめ…ですか?」
俺の心配してるよ…なんていい子なんだ…
「いや違う違う昨日げた箱にプリント突っ込んで帰ったから」
「ちゃんと持って帰りましょうよ…」
「今度から…な、それよりかなみちゃん俺の心配してくれるんですか?」
ニヤニヤしつつ聞いてみる
「そ、それは一応兄さんですし心配します!」
「そっかありがとな」
頭を撫でてやる
(ちょっとお兄ちゃん!学校で子供扱いしないでください!)
「おっとそうだな悪い悪い」
「もうっ、そろそろ行きますよ」
かなみが先に行ってしまう
「待てよかなみ!悪かったって!」
すぐに追いついて隣に並ぶ
「撫でるなら家とかでにしてくださいよ…、恥ずかしかったよ~」
「なんだ嫌だったんじゃないのか?」
「別に嫌じゃないですけど、学校ではダメです禁止です!」
意外に撫でるのはオッケーなんだなかなみ的には
「じゃあ家に帰ったら、だな」
「…はい」
嬉しそうな顔だな、ほんと守ってやりたいって感じだ
二階にたどり着くと
「じゃあ1年はこっちなので」
とかなみ
「おう、また昼休みな」
「へ…?」
俺は教室へ向かった
「なんで昼休みなん…行っちゃった…」
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