28人が本棚に入れています
本棚に追加
/121ページ
1、2時間目が終了し昼休みに、途中後ろからしきりに「黒板が見えない…ノートを見せてくれ」と言われたのでさすがに見せてあげた
「おいじゅんや!ちょっと出てくるから1人で食ってろ」
「どこいくんだよ?」
「とりあえず俺はそっちにいない…そっちは窓の外だ、かなみに弁当渡してくら」
「おお!やっと見えてきた!!聞いてなかったが行ってら」
じゅんやの返事を聞いてすぐに下の階へ向かう、かなみは確か1-A、2階の一番端っこだ
勢いよくドアを開ける意気揚々と教室内へ
「かなみちゃんはどっこだ~?」
俺の存在に気づきとてとてこっちにやってきた
「兄さん?どうしたんです?」
「ヒント、鞄の中」
首を傾げ自分の席へ戻り鞄をあけ少し顔を赤くし帰ってきた
「忘れ物は?」
「ありました…すいません…」
しゅんっとしたかなみも可愛いな、なんて考えてたらニヤニヤしそうなので口角を引き締めた
「まあ気にすんな、飯一緒に食うか?」
おお!!実にナチュラル!!
「わ…わかりました、お友達に言ってきます」
かなみが話をつけて戻って来てから一緒に教室を出た
最初のコメントを投稿しよう!